ポタフェス 2018夏感想

2018年7月14日にポタフェスに参加してきました。その感想を。

まず、行こうかどうかはかなり迷っていました。DAPはWM-1A、ヘッドホンはHD660S、イヤホンはHA-FD01でとりあえずは満足していて、今のところすぐに何か追加するつもりがなかったためです。今は、イヤホン、ヘッドホンに数万円お金を使うのであれば、そのお金でCD買ったり、ハイレゾ音源買ったり、ライブに行ったりしたいなと思っていたので。


さらに、事前の天気予報で気温が36度37度になりそうという予想があったのも躊躇させる要因でした。


結果的に行くことになったのはとくに明確な理由はなく、なんとなく朝早く起きてあんまりやることないなぁと思ったのと、暑いとは言っても室内のイベントなのだから大丈夫かなという予想があったためです。


11時の開場に対して、10時45分頃に秋葉原について、待機列みたいなところに並ばされたので、これは失敗したかなと思いました。つまり、参加者がすごく多くて1つヘッドホン聴くにも数十分並ぶようなことになるのかと。結果的には、単に開場前に参加者が無秩序に周囲にばら撒かれると困るから並ばせているっぽくて開場してしまえばそこまで参加者は多くありませんでした。1つのイヤホンに多くて2,3人といったところではないでしょうか。かなり快適でした。


ヘッドホン祭りよりも参加者が少なく感じたのは、ポタフェスが主にポータブルに重きを置いていて、据え置きのヘッドホンアンプやCDプレイヤーみたいなのがなく規模が小さいからということかもしれません。据え置き系が全くなかった訳ではないですが、例えばSONYなんかはポータブル系ばかりで据え置きのヘッドホンアンプは持ち込んでいませんでした。でもZ1Rは持ち込んでいたので、それはポータブルなのかという気はしましたが。


全体的には、それほど人も多くなくて快適だったのでまた来年も行ってもいいかなと思いました。以下個別の企業の感想。

ゼンハイザー

HD820聴いてきた。これはね、欲しい。どうも30万円前後になるらしいけれども欲しいは欲しい。お金のことを気にしなくていいなら欲しい。そもそも、私がヘッドホン・イヤホンにはまり始めたのはSONYのZ1Rを聞いたからなのだが、HD820も好きな音であるらしい。どちらも、密閉型なのに開放っぽく鳴るという方向のヘッドホンらしいが、そのあたり特徴が好きなのかもしれない。でも、Z1Rは本当にいつかは買おうと思っているので、それと特徴の被るヘッドホンをもう一つ買うかと言われると実際にはたぶん買わないんじゃないかなと思う。SONY株主優待という手もあって、SONYストアの価格から15%引かれるから20万×85%で17万で買えるはず。それに対してHD820は30万となるとちょっと価格差を感じる。

Fostex

T60RP聴いてきた。これは買う。夏が過ぎて少し涼しくなってきたら買う。かなり効率の悪いヘッドホンではあるようで、WM-1Aのシングルエンド接続で音量MAXの120、バランス接続で音量105くらいまで上げて聴いてた。

SONY

Z1RとZ5を聞いてきた。Z1R、WM-1Aだと厳しいかなと思っていたけど意外と何とかなりそう。買うならヘッドホンアンプが25万でZ1Rが20万で合計45万だとちょっと買うのは躊躇するなぁと思っていたので、20万だけでもかなり楽しめる感じなので、Z1Rはいつか欲しいから数年以内には買おう!に変わってきている。
Z1RとZ5は、やはり価格なりの音質差は感じる。Z5みたいな5万円くらいのヘッドホン2,3個買うならいきなりZ1R買っちゃってもいいんじゃないかなという気もする。

AKG

私どうやらAKGのイヤホン・ヘッドホン全然ダメらしい。合わない。型番は忘れたけどたぶんK872とN5005と聴いたけど、あんまりほしいとは思わなかった。試聴する時間があまり長くとれる訳ではないので、AKGの良さを理解できていないだけなのかもしれないが。でもN5005のケーブルは良さそうだった。編み込みで絡みずらそうで。あのケーブルだけ欲しい。

WESTONE

W80聴いたのだけどこれも、私には全然ピンとくるものがない。世間的には評価の高いイヤホンだと思うのだけど全然だった。Fitear聴いた時も全然良いとは思わなかったから、イヤーモニター系の音が苦手なのかもしれない。

JVC

HA-FD01ユーザーなので聴きに行ってきた。HA-FD01は音導管が交換できるようになっていて、その材質によって音が変わる。で、今回市販されているもの以外の材質で作ったのでその試聴をということなのだけど、実はHA-FD01を使っておきながら、音導管の交換って一切やってない。それなら音導管の交換ができないHA-FA02買えばよかったのでは?と思われるかもしれないが、そこは何となく、後で交換とかしたくなるかもしれないしと思って、リスク回避的にFD01の方にした。今回ポタフェスに持ち込んでいたのは、純チタン、無酸素銅、リン青銅。聞き比べてはみたものの正直そこまで大きな差は感じられなかった。もっとプラスチックとか木材とか音が変わりそうな素材とかでやってみてもいいのでは。あるいは、すごく悪い方向に音が変わる素材でやってみて、音導管で音が変わるという体験をさせてみるとか。



聴いたところで何か一言言いたくなったところはこんなところか。